matsuyama– Author –
特許事務所での実務を活かして、知的財産にまつわるあれこれをご紹介していきます。
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発明創造
現在、弁理士会の自主研修会として体系的発明創造方法論研究会に参加しています。 簡単にいうと、TRIZなどの発明創造手法を活用して技術課題からソリューションコンセプトを提供するというものです。私はもともと化学の技術者でしたのであまりTRIZに接点は... -
択一発表
弁理士試験の択一の結果発表がありました。 結果を見て少しびっくりしました。 なんと1400人も合格していたからです。 昨年の論文合格者が600人程度でしたから当然今年の択一合格者の数も600人程度かなと思っていました。 今年の論文合格者を増... -
小説とイノベーション
なかなか筆が、いやキーボードが進みませんが、がんばってブログの更新をしていきたいと思っています。 最近、話題の村上春樹の新刊を買いました。学生時代からの村上ファンなので楽しく読んでいます。小説を読んでいると飽きが来てしまうことが結構多いの... -
択一試験直前期
ゴールデンウィークに突入しました。 弁理士試験受験生の皆さんにとっては休みなんて関係ないという感じだと思います。 実際、択一試験を受ける人にとっては、これからの期間にどれだけできるかが合否を分けることになるのでしょうから必死なウィークとい... -
まったく知財ではないのですが
わたしは某グループのメンバーが逮捕されたという事件がありました。 私はそのグループのファンではないですが、とある深夜番組を見てそのメンバーを応援していたのでちょっとショックでした。 確かに彼の行った行為は褒められたものではなく、責任を問わ... -
成功報酬
料金の設定を見直しているのですが、何が適正な価格なのかよくわからなくなってきました。 クレーム課金は、改善多項制導入以前の名残で今の時代には合わないと思いますので私の事務所ではとらないことにしました。 また、手数料や印刷代、電子化手数料な... -
プレゼン
シンポジウムでの発表から1ヶ月近く経ちました。 ビデオなどを見たわけではないので自己評価はできないのですが、 それなりにできたのではないかと自己評価をしていました。 しかし、プレゼンは仕事を獲得するために必須ですし、また最近他人の話を聞く機... -
論点再考2
均等論についても少し問題のある書き方をする方がいらっしゃいます。 均等論はボールスプライン事件で示された5要件を書くということが常識なのですが、下手に立証責任の分担の話を知っている場合に、最初の3要件のみを記載して終わりにしてしまう方がい... -
知財コンサル研究(3)
中規模の会社の特許出願については考えることが多いのですが、その前に大中小はどのように定義するのか、が問題かもしれません。 私は、知財部(知財専門の担当者)のない会社が小規模、知財部がしっかりしており、CIPOもいて、知財戦略の立案を行っている... -
学習机事件についての整理
こんにちは! 意匠の裁判例で有名なものに、「学習机事件」があります。いわゆる利用侵害についての事件です。今回は、この事件について考えてみたいと思います。学習机事件では、「利用関係があるから侵害であり、差し止めできる」という判断がなされたこ...