オールフリーNo.2

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こんにちは、
弁理士松山裕一郎です。

オールフリーの知財分析第2回目です

(2)分析
   「キリンフリー」が切り開いた市場に新たな顧客の創出を生み出した「オールフリー」でしたが、そこには2009年9月に発売された「ファインゼロ」の失敗が踏まえられていました。「キリンフリー」に遅れて発売された「ファインゼロ」は「ビールらしさ」という点で「キリンフリー」に大きく溝をあけられていました。

そこで「キリンフリー」に真っ向勝負しても勝てないと踏んでいた「オールフリー」開発者は、商品としての「ビールらしさ」を捨て、大成功の「キリンフリー」にも飲めるシーンが限定されるというボトルネックがあることを突き止め、このボトルネックを解消した商品を送り出すことで、「キリンフリー」では拾いきれなかった顧客を獲得することとしたのです。換言すると、「オールフリー」はまさにこのボトルネックをうまく反転利用したといえます。

このような観点は、パッケージデザインやカロリー・糖分ゼロといった工夫により、飲用シーンなど全ての制約を取り払ったという価値が「オールフリー」というネーミングに込められていることからも見て取れます。

   サントリーの「オールフリー」は、ビールらしい味を極めながら、これまでのビールやビール飲料に対する商品イメージ(先入観)を捨てたことが大きな特徴です。「○○は△△であるべき」という商品に対する先入観を捨てることで、飲用シーンの拡大(昼間でも気兼ねなく飲める…など)にもつながり、顧客創造に成功したといえるのではないでしょうか。
(取材協力 新井隆)

続きます

ではでは

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