matsuyama– Author –
matsuyama
特許事務所での実務を活かして、知的財産にまつわるあれこれをご紹介していきます。
-
知財維持活動
【加筆修正版】:「色彩のみからなる商標」とは?商標にも様々な種類があります
※この記事は2019年に作成したものを加筆修正したものです。ロゴや文字でなくても商標になることもあるんだ!という発見につながれば幸いです。 こんにちは。今回は商標の中でも最近認められるようになった、「新しいタイプの商標」についてご紹介したいと... -
著作権
AIが「名画」を描く時代。「無断転載」と「AI学習」のそれぞれの問題点と対応策は?
創作物、芸術は人間だけが生み出せる特別なもの―この認識は終わりを迎え、新しい時代がやってきました。AIが作成するイラストに対して、その学習ソースとして自身の作品を使われてしまうクリエイターにできることは何があるでしょうか。著作権の基本からまとめています。 -
知財維持活動
趣旨の書き方【2022年 加筆修正版】
以前の投稿で、趣旨の書き方について書いたことがあります。 趣旨の書き方も「形式が大事」で、「原則」→「しかし」→「そこで」 の流れで書くべきなのだということを言ったのです。今読み返してみると、ちょっと説教じみていたな、と反省するのですが、内... -
知財維持活動
特許の実務解説します。 NO.5―特許法37条、36条、17条の2
これまでの特許実務講座の振り返り 特許実務講座をこれまで数回に分けて掲載してきました。バックナンバーは以下の通りです。 https://matsuyama-yuichiro.com/archives/5502 https://matsuyama-yuichiro.com/archives/5492 https://matsuyama-yuichiro.co... -
実務解説
特許の実務解説します。NO.4 ― 特許法第2条 「発明」と「実施」の定義について確認しよう
2条では、発明や実施についての定義を規定しています。実務では「特許」「発明」「特許発明」という言葉が当たり前に使われますが、これらの言葉の意味はどう定められているのか、確認しておきましょう。 特許法第2条1項: 発明=「自然法則を利用した技... -
実務解説
特許の実務、解説します!NO.3 ― 特許権の「実体的要件」とは?特許法条文を引きながら解説します
今回は、特許実務の中でも明細書を作成する際に理解しておきたいこと、そのうち「実体的要件」という言葉について、周辺知識から解説していきたいと思います。 特許の「実体的要件」とは? 特許法29条柱書、第1項、第2項および39条などは、いわゆる特... -
実務解説
特許の実務解説します。コラム① 明細書作りに重要な「原則」とは?
明細書を作るときに大切なのは「原則を重視すること。」でも原則ってなんだ? よく、資格試験の講座などでは「法律の学習においては例外を押さえないといけない」と言います。 ところが、実務上では「原則を重視する」ことが非常に重要です。 最初のうちは... -
実務解説
特許の実務解説します。NO.2 ― 特許法70条
特許実務を理解する上で最も重要だと考えている特許法70条「特許発明の技術的範囲」について見ていきましょう。この条文は、実務の解説に入る前に抑えていただきたいポイントでもあります。 特許発明の技術的範囲 特許法70条:「特許請求の範囲」(クレー... -
実務解説
特許の「実務」、解説します! NO.1 ― 序論
はじめに:特許の「実務」とは?全体の流れからざっくり説明します みなさんは「特許の実務」と言うと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?このページでは、特許の実務(お仕事)について初心者からでもわかりやすく、全体の流れをつかめるように解説し... -
知財維持活動
知財業界の夢と希望(弁理士の日記念ブログ)
知財業界の夢と希望というテーマでコラムを書くということを聞いたとき、正直、ネガティブなことしか思い浮かばない自分を再認識してしまいました😢 ちなみに、この記事は、弁理士の日記念ブログ企画2021への参加記事になっています。 知財業界・今昔 私が...