Last Updated on 2013-07-09 by matsuyama
こんにちは、 弁理士松山裕一郎です。
さて、あまり政治的な話はしないようにしているのですが、参議院議員選挙が近づ いてきました。 自民圧勝かなんていう声が聞こえてきて、どうもあまり農業政策は焦点ではないよ うです。 TPPを導入しようとしたのが民主党なため民主党に票を入れるモチベーションが生 じないことがその一因なようです。
私は特に支持政党はありませんが、阿部さんの言っている「競争力のある強い農業 を作る」というのは大賛成です。 でもそのためには農家にも競争原理を導入する必要があり、本当に日本の農業はや っていけるのか?考えなければなりません。
ある程度大規模な農業を可能にして価格競争に打ち勝てるようにするか、小規模で も特色のある産品を作って売り上げが出るようにする等工夫が必要でしょう。 前者を達成するには、農地の貸し出しを可能にするなど政策的な工夫が必要なよう です。
これに対して後者については各農家の工夫が必要です。 難しいのは土地によって工夫の程度が左右される点なのでしょう。
以前農業支援企業を支援したときに、やはりどうやってもその作物は実らない土地 もあるので、土地に応じて作物を選ばないといけないということでした。土地によ って高値で売れるような作物を作れるかどうか決まってしまう点も多いのでしょう 。
そんな中さまざまな工夫でブランド作物が登場しています。 例えば、「夕張メロン」や「魚沼産コシヒカリ」、「徳谷トマト」や「ももいちご 」等です。
これらはブランド化戦略の成功も手伝っているのでしょう。 土地の持っている力(アセット)をうまく活用して、従来とは異なる価値(ベネフ ィット)を消費者に提供し、その特殊性を維持することでブランド化しているので しょう。
やはり、人と違うことを模索することがどれだけ大切なことかよくわかりますね。
ではでは
ナレッジデザインセミナー 次回は9月を予定しています。