Last Updated on 2012-11-12 by matsuyama
こんにちは、
弁理士松山裕一郎です。
今日の日経電子版の記事です。
「アップル、一部和解で対サムスン訴訟に弾み 」
アップルがスマホ特許戦争を仕掛けていたのに、台湾のHTCと和解したというニュースを受けての記事です。
ノキアに続いてHTCとも和解したことで、今後アンドロイド陣営とはライセンス契約で調整をとることに注力するということですが、その一方ではサムスンとの訴訟には全力を注ぐということです。
サムスンとアップルとは単にコンぺティターの関係にあるだけではなく、サプライヤの関係にもあるのに、争うべきは徹底的に争ってしっかりと順列をつけようとする姿勢は日本の企業にはない文化で見習うべきなのでしょう。
しかし、本当に戦略的に戦争すべきは戦争するという姿勢は重要で、知財を維持してビジネスの優位性を確保するのは大変な労力と戦略とが必要なのだと、改めて実感させられる記事です。
中小企業ではこんな人海戦術バリバリなことはできませんから、効率よく実施を確保するための戦略を考える必要がありますね。