知財立国への第1歩?

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こんにちは、
弁理士松山裕一郎です。

 日本経済新聞の記事によると、日本の知財収入が1兆円を超え大幅な黒字に転換しているそうです。もっとも黒字傾向は今に始まったことではなく、2000年代にはすでに黒字だったのですが、1兆円を超えるのは初めてだということです。

 この原動力になっているのは特許で、海外の子会社で使用される特許のライセンス料が日本の親会社に入っていくる構図による特許料収入が大きいということです。
 この構図は分かりやすいですし、これを今まで以上に推進することが我が国においてはわりとたやすいのではないかと思います。輸出を伸ばすのは日本の生産コストからすると難しいのは明白ですから、この形を伸ばし行くことは必須です。1兆円といわず、10兆円規模にする必要があるのでしょう。

 そのために必要なことは日本独自の視点の技術を創ることです。日本で生産しなくても、です。
 商品に必要な機能は国ごとに少し違うと思います。たとえば掃除機では、日本の住宅事情だと小さくて静かなんことは重要な要素です。でもこれが最初から他の国で受け入れられるか、というとそうではありません。日本の需要と他国の需要が違うことは認識しないといけないのです。
 それでも、日本の観点で、商品に必要な機能を設計し、その機能を達成するために必要な技術を開発して特許を取得することが、日本の知財収入を増やす最善の策だと思うのです。
 このような技術は、日本というこの土地にいなければ考えつけない、少なくとも早く考えつけるものだといえるからです。

 これこそが独自技術につながるのではないでしょうか?
 その国ごとのマーケティング活動は重要ですが、技術開発の話とマーケッティングの話とを全く同一に考えることはないと思うのです。

 さて、特許は大幅黒字であるものの、著作権収支は6000億弱の赤字だそうです。
 特にPCソフトウェアや、映画での赤字が大きいということです。
 そりゃそうですよね、映画のクオリティを見ると日本のCGは米国のものに比して貧弱ですから。制作時に関連会社が利益を上げることを一所懸命考えて制作に十分なお金が回るようにしていないのではないかと疑いたくなる出来の映画がたくさんありますし・・・・
 そもそも、日本の省庁のシステムがアメリカのソフト会社のシステムを前提に作られているというのはどうなのでしょうか?
 特に、特許庁の電子出願システムが、某OSが基本となっているのでは貿易収支が赤字のままですよね。uubuntu等の無料LINUXベースをメインにしてもらえれば利用者的にも助かるし、著作権収支の赤字対策になるように思うのですが・・・・ 

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