Last Updated on 2013-04-04 by matsuyama
「知財に基づいて効率的に経営を行い、より高い利益を得る。」ということをいうのは簡単ですが、やはり実践するのはなかなか難しいです。
自社にとっての知財(広い意味での知財)が何かを把握している企業が少なく、しかもその自覚がない企業が多いのです。
こういった企業では、知財を活用するということの前に自社の知財がなんなのかをきちんと把握することが必要になります。
いわゆる棚卸です。
たとえば、新商品の知財戦略を考えるに際して、単にその商品のみ特許でカバーするのはさほど難しいことではありません。
しかし、所定の商品群が構成されるような場合には、ひとつの特許でカバーすることができるとは限りませんし、今後のマーケティング戦略も容易に構築できません。
少なくとも自社の強みと弱みとがどこにあるのか、また、自社のコア技術は何なのかを把握する必要があります。
その意味でやはり棚卸がスタートなんだと痛感するところです。
では