続きです

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Last Updated on 2013-03-29 by matsuyama

 こんにちは

 すみません、まずは告知させてください。10月16日にセミナーを行います。チラシを添付しておきますのでご興味のある方はご覧になってください。

よろしくお願いします。

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 さてさて、AKBのお話の続きです。

分析してみると、やはり事情(時代の流れ)をつかむことが特に必要であることがわかります。やはり時流に乗るということが重要ということでしょうか?

 時流に乗るという点については種々内部及び外部環境分析に基づく戦略立案の手法が提案されているところであり、ここではそれ以外の重要な点について考えてみたいと思います。

①ロードマップを描かずに、面白いこと、驚かすことをしようとしている

 技術者目線からすると、技術ロードマップを描き、ロードマップに沿った技術開発を行うことを普通のこととして捉えがちです。

 しかしながらAKBのプロデューサである秋元氏によると、明確なロードマップを描くことなく、その時々で面白いこと、驚くことをしようとしているということです。

 その例として次のようなこと等が挙げられます。

・レコード会社移籍後初のシングル「大声ダイヤモンド」に当時小学生の松井珠理奈をセンター起用(メンバーの中だるみを防ぎ緊張感を持たせる意味もあったとのこと)

・次のシングルの選抜メンバー16人を決定するための総選挙

・次のシングルの選抜メンバー16人を決定するためのじゃんけん大会(通称じゃんけん選抜)

 ここで、秋元氏いわく「若いころは、消費者のニーズに合わせようと考えたりもしたが、それはおごりだと気づきました。自分も大衆の一人であることを忘れてはいけませんね。」ということです。上記の総選挙やじゃんけん選抜はファンの声から発想したものだということであるが、重要なことはファンがこれをしてほしいといったから行ったのではなく、ファンの声を基に何をしたらファンが驚くのか、を自分がファンならどうかという目線で考えたということです。

 この姿勢は、アップルの故スティーブジョブスに通じるものがあるのでは?と思いますがいかがでしょうか?

 スティーブジョブスも顧客のニーズを考えて商品の機能を構築しようとはしていない。あくまでも自分も1ユーザーであることを認識したうえで、自分ならどういったものがほしいのか?今できるものではなく、自分の欲しいものを目標として開発を行うという姿勢から、様々なヒット商品が誕生しています。

 方や日本の高機能製品はどうだろうか?安易に顧客の要望を製品に詰め込むことを良しとしている。確かに、顧客が声に出して要求する機能を盛り込めばある程度の売り上げは期待できるかも知れない。しかし、顧客に対してさほどのインパクトを与えることはできずに結局他社も追随しやすく価格競争に陥りやすく、これといったヒット商品は作れない。

 日本の企業もAKBにならっていかにして消費者を驚かすか!考えるべきときに差し掛かっているのでしょうか!!

ではでは、まだまだ続けます。

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この記事を書いた人

特許事務所での実務を活かして、知的財産にまつわるあれこれをご紹介していきます。

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