「特許庁がシステム開発中断!!」いろいろ考えさせられます。

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こんにちは、
弁理士松山裕一郎です。

少し遅いですが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、日経電子版に特許庁54億円支出無駄 システム開発中断で検査院指摘という記事がありました。

いい加減にしろよ、と言いたくなる記事です。

本当にいろんなことがわかる記事ですが、どうしても以下の2点は言いたいと思います。

ひとつは、何でもかんでも単なる値段のみの入札にするのは安物買いの銭失いになるということです。
弁理士の仕事もそうですが、官庁の仕事を受ける際には癒着を防止する観点から入札制度を経由することを要求されます。
この件もそうです。
技術レベルが低いのに一番安かったから落札したということです。
あり得ますか?一般企業ならあり得ないです。
同じ技術レベルなら安い方がいいに決まっていますが、技術レベルが違えばそのファクターも加味しないとむしろ不公平だし、そもそもこんなことになってしまいます。
所望の効果が得られる中で安いものを選択するべきで、入札制度も単に値段だけではなく技術ファクター等も考慮するようにしないと同じ過ちを多々犯してしまうことになりますよね。

もうひとつは、上流側と下流側とを有機的に連動させたシステム開発が必要不可欠だと感じる点です。
システム開発というといわゆるソフトウェアの部分だと理解することが多いのですが、実はそうではなく、全体的な設計を行う上流側とその設計に従ってプログラムを組んでいく下流側とに分かれるそうです。
この特許庁のような問題は特許庁特有のものではないそうで、開発中断ということはないにしろ、いろんな省庁、自治体のシステムでも不十分なものになってしまうという問題はよく生じているそうです。
そのような問題が生じないようにコンサルタント会社を活用したのかもしれませんが、このコンサル会社にはたして特許のことがよくわかるのでしょうか?
よっぽど特許庁のOBの方や弁理士、企業の知財関係者でチームを作って上流の設計を行った方が良かったのではないでしょうか?コンサル会社でやっていたのかもしれませんが、下流を受け持つ会社に密に入り込んで共同で作業を行わないといいものにはならないように思います。

要するに、この上流下流の問題は、上流設計を行う人に専門知識が不足しているか、又は上流下流の連結を行うプロデューサー的な役割をこなせる人が不足していることから生じることなのでしょう。
やはりここでもプロデューサー不足というこの国の抱える問題が露呈されているということでしょうか?

ではでは

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