特許分析でトヨタとBYDに共通点 テスラはEVの先へ

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Last Updated on 2024-02-28 by matsuyama

参考 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC092LV0Z00C24A2000000/

非常に面白い記事です。ぜひ、上のリンクから読んでみてください。

特許分析をすることで、大まかにではありますが、研究開発の方向性を探ることで、その企業の今後を推測する記事で、テスラ、トヨタ、BYDを見ています。

動向は、当然といえばそうなのですが、やはり内燃機関の出願件数は右肩下がり(もっぱらトヨタ)で、その一方、制御関連技術、ソフトウェア関連の出願が増えているというものです。

いわゆるEVでなくエンジン車やハイブリッドでも、内燃機関の研究リソースを制御系の技術分野に振り分けていることがわかるというものです。まさに世の流れそのままというところで、昔ながらの歯車とカムで全てを制御する時代から、センサーとプログラムで制御する時代になっていることを実感できるのですね。特許の世界を見るだけでも。

しかし、BYDはエンジンを捨てていないという言葉も出ていますが、内燃機関はまだまだ捨てられないでしょう。

化石燃料を用いなくても内燃機関は必要です。今後はバイオマス燃料により各種の内燃機関を動かす時代が来ると思います。

ミドリムシもですが、各種の藻から燃料を抽出する技術も進んでいますし、木質バイオマスから液状又は気体状の燃料を得る技術も進んでいます。木質チップを燃やすボイラーによる発電システムもあります。

内燃機関は捨てることのできない技術です。ですから、これからも内燃機関の技術開発は継続しなければならないということなのです。車もすべてEVとはならないで、エンジン車も生き残るはずですから、そのときエンジンの技術を磨いていないと取り残される、だからこそトヨタの特許でもエンジンの特許が無くなってはいないのでしょう。

いくつかの企業の特許を分析してみると、10~20年後の社会の情勢を想像できる。

そんな情報の楽しみ方、活かし方がよく分かる記事ですね。

ではでは

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